以前から行きたかった青蓮院の将軍塚の大舞台に行ってきました。
桜には少し遅かったですが、まだ青龍殿の正面のしだれ桜はちょうどいい時期でした。
将軍塚青龍殿の大舞台は、見晴らしがいいのはもちろんですが、
桓武天皇を始め、東郷元帥、黒木大将、大隈重信、菊地大雪等が、ここから京の都を一望して日本の将来に思いを馳せたそうです。
以前、金戒光明寺の山門から京都を見たときも感動しましたが、ここまでのパロラマは初めてです。
秋と春のライトアップの期間にはここから夜景も楽しめるそうです。
ただ、行き方が、車だと問題ないのですが、バスは土日のみで、平日は基本タクシーのアクセスをおすすめしているようです。
ただ、調べると歩いても行けます。ここでは、将軍塚青龍殿の大舞台への歩いてのアクセスをご紹介します。
将軍塚青龍殿の舞台への行き方 徒歩には5ルートも!?
将軍塚青龍殿って
青龍殿の舞台?将軍塚の舞台?青蓮院門跡の舞台?
山の上に舞台があるのはわかるのですが?一体どういう施設なのでしょうか?
将軍塚は青蓮院門跡の飛地境内で、そこに、「青龍殿」という大護摩堂が2014年10月に落慶しました。
さらに、青龍殿と併せて木造の大舞台が新築されました。
将軍塚青龍殿の舞台
将軍塚青龍殿の大舞台は
清水寺の舞台の約4.6倍に当たる1046平方メートルという広大な木造展望台。
右手には比叡山の山々、金戒光明寺や知恩院などの東山の寺々、銀閣寺、京都大学や吉田山、糺の森や鴨川や京都御所、そして左手には京都市街地中心部、京都盆地が一望できます。
大舞台の模型がこちらです↓ ↓
その見晴らしが素晴らしいんです。
圧倒的なスケールと市内一望の大パノラマに、来られた方から大歓声が上がります。
将軍塚青龍殿のある、東山山頂(標高220メートル)には東山山頂公園もあり、以前から京都の夜景スポット、人気のデートスポットだったそうです。
東山山頂へは東側(山科側)から東山ドライブウェイを車で上るのが一般的です。
将軍塚青龍殿の建物がすごい
青龍殿の建物は、北野天満宮前にあった大正時代の建物「平安道場」を移築・再建したものです。一度解体して、建て直してパーツを確認して、再度この地に立てたそうです。
その後ろ側に収蔵庫と青龍殿内陣が新築されました。
正面に修復された青不動の複製画が飾られており、その奥には国宝青不動が収めてあります。
この建物だけでも価値はあります。
将軍塚青龍殿の将軍塚って?
将軍塚は青蓮院の飛地境内にある史跡で、
平安京に移る前に、都があった長岡京は「呪われた都」とも呼ばれるほど、災難や不運が相次ぎました。
桓武天皇が「今度こそ、平和な都を作る」という願いを込めて、和気清麻呂の進言で、王城鎮護のために甲冑で身を固めた武将の像を埋めた場所と言われています。それが「将軍塚」と呼ばれる由縁です。
将軍塚青龍殿の舞台への徒歩ルートって
東山トレイルの地図を見ると5ルートあるようですが、ここでは3ルートご紹介します。
将軍塚青龍殿の舞台へのアクセス
青蓮院のHPでも、青龍殿のHPを見ても歩いてのくわしいアクセスは案内がありません。
青蓮院門跡より、東山トレイルで徒歩30分 (山道)とあるのですが、青蓮院門跡の中からはいけません。
蹴上から車道を歩くという案内もありますが。。。
車道を20~30分歩くならタクシーかなということで行きは京都駅からタクシーで
20分ほどでした。料金は1890円でした。
三条京阪からで1200円ほどだそうです。
帰りもタクシーがあればタクシー、バスがちょうどあればバスと思っていたのですが、どちらもなかったので、歩いて下ることにしました。。
一応、来るときタクシーの運転手さんに入口は聞いておきました。
将軍塚を後ろに、バス停から東山山頂公園の方に少し行くと右手に降り口があります
知恩院の大鐘楼まで歩いて20分ほどでした。
道はこんな感じで山の中を歩きます。結構急なところもあるので、滑りやすいのでご注意を^^
知恩院方向へ黙々と降りていきます
途中で、円山公園の方に行く道もありますが、木が倒れていたので、やはり知恩院方面に進みました。
昔からある、石の案内もあります。
この、知恩院の大鐘楼のところに到着しました。
ちなみに、この大鐘楼は有名な除夜の鐘で、親綱1人・子綱16人の17人で撞かれます。
約20〜25分で知恩院の大鐘楼のところに着きました。
知恩院の山門の迫力も感じて、山門を後ろに左に行くと円山公園に、右に行くと青蓮院につながります。
将軍塚青龍殿の舞台 徒歩ルート
将軍塚青龍殿への徒歩ルートはグーグルでも地図に載っていない部分があり、地元の方でも、車で行くものと思われている方が多いです。
青蓮院門跡の飛地境内ということで、青蓮院門跡の中から行けるのかと思っていたら、中からはいけないようです。
東山トレイルコースですが、一般的に歩いていくには、
粟田山荘横の道から尊勝院を過ぎて登るコース
知恩院の大鐘楼の裏から登るコース
円山公園の長楽寺横から登るコース
の3コースがオススメです。
電車の駅で言えば三条京阪駅・東山駅・蹴上駅からのアクセスになります。
将軍塚にある青蓮院青龍殿に徒歩で登りました。
女性の足で上りも20〜30分で着きます。
円山公園の長楽寺横から登るコース
円山公園と大谷祖廟の参道との間の道路を長楽寺へ。
長楽寺門前で左折して石段を上る。
公園を通り抜け、更に先へ進むと「将軍塚道」と彫られた石の道標が見えてきます。この右側の道に入ると歓喜天を祀った聖天堂の前を通って山道に入ります。
粟田山荘横の道から尊勝院を過ぎて登るコース
粟田山荘横の道から尊勝院へ。
尊勝院 の境内を抜けると将軍塚への登り道が始まります。
知恩院の大鐘楼の裏から登るコース
知恩院の大鐘楼の裏にまわれば、道があります。
どのコースも東山山頂を目指していけば到着します
知恩院口の道がわかりやすくて、少し歩きやすいと思います。
もちろん、徒歩のアクセスは、すべて電灯がありませんし、足元も滑りやすいので、晴れた日以外はお勧めできません。
また、粟田口からのアクセスなら、大舞台の一部を下から見ることも可能です。
将軍塚青龍殿の舞台への行き方まとめ
京都駅より、タクシー20分
東西線蹴上駅より、タクシー5分
粟田山荘横・知恩院の大鐘楼の裏・長楽寺横からは東山トレイルでどのコースもほぼ徒歩30分 (山道)。
駐車場は青龍殿福徳門内に駐車可20台程度(無料)、いっぱいの場合はすぐ近くの市営無料駐車場に駐車可能
拝観時間
●午前9時より午後5時まで(午後4時30分受付終了)
●拝観所要時間は、約30~40分程度です。
●秋季と春季には日没よりライトアップが始まります。
拝観料
大人500円、高校生・中学生400円、小学生200円
⇒愛之助さんも愛するこの絶景って
最後に
東山山頂(標高220メートル)と言いますが、東山と言う名の山があるわけではなく、鴨川の東側に連なる丘陵の総称です。
春の桜、秋の紅葉ときは、京都の街を一望しながら紅葉を楽しめる貴重なスポットです。
以前愛之助さんも教えたくない場所として紹介されていました。